私には野望があります。
いくつかあるのですが、その中の1つ(大きなもの)に
「仙人さん(Mr.X)専属、伝記作家になること。」
というものがあります。
例えば、アップルのスティーブ・ジョブズには、
ジャーナリストのアイザックソンという伝記作家がいました。
アイザックソンの場合、スティーブ・ジョブズが55歳という
若さで急逝したため、彼の死後に伝記を出版しました。
仙人さんの場合、今の調子で行くと100歳はゆうに
超えて長生きしそうなので、生きている間に
伝記の第1部を出版したいと考えています。
そのために、このブログで過去のいろいろな資料を
総点検し、記録として残しているのです。
貴重な仙人さん(Mr.X)の手書きサイン

…
で、今日の記事では、こちらで紹介しかけた
「仙人さん(Mr.X)と過ごす1日」レポート
をシェアしようと思います。
このレポートに登場する人物(語り手)は、
以前、平秀信氏の事務所(インプロビック)社員だった方です。
ニューヨークで市場調査の業務命令を受け、
単身渡米しました。
彼自身、興味深い人物だったようで仙人さんの現在の
プログラム(2015年)でも、何回か登場しています。
もっともそのエピソードは、
シカゴのバーで現地の美女に言い寄られ、
有頂天となって自分の滞在しているホテルへ
呼び込んだところ身ぐるみ剥がされた。
というものでした。
美人局(つつもたせ)を音声で確認:
→ https://www.naturalsuccess.jp/xfamilyoffice/#R0fPbP
仙人さん(Mr.X)の奔放な20代をうかがい知る
貴重な資料ですので、楽しみながら読んでください。
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ニューヨーク午前 1 時、電話のベルが鳴る。
知り合いも少なくめったになる事もない私の電話。
その電話のベルが鳴る。
時計を見る。
夜中の 1 時。番号は非通知。恐る恐る電話に出た。
ニューヨーク、はずれの超危険地域の駅に呼び出された。
昼間でも注意して歩けといういわくつきの地域だ。
普段ならまず近づかないだろう。
しかし、この日の私は違った。
私は、電話を切ってしばらくは呆然としていたが
やがて家を出て、その地に向かった。
ニューヨークの秘密結社
私は今、ニューヨークで働いています。
日本のとある事務所での 3 年間の修行を経て、
昨年、マンハッタンに新会社を設立し活動しているのです。
マンハッタンに会社を持つことのメリットは、上げればきりがありません。
・ ウォール街という世界一の金融街の雰囲気を毎日肌で感じることができる
・ アメリカ人というまったく別の価値観をもつ人間を社員にして毎日のように驚かされる。新鮮な学びがある。
・ 自分に何か一つ誇れる才能があれば、「超」優秀な人間と一緒にどんどん仕事をすることができる。
最大のメリットは・・・
しかし、そんなものは些細なメリットだといわざるをえません。
そんなものはカスだといっていいくらい、大きなメリットがあるのです。
それは、Mr.X が 1 年に数回は、家に来てくれて、数日間泊り込むのです。
そして・・・
・ つい昨日始めた、最新ビジネスの話
・ 100 億規模、1000 億規模の億万長者の話
・ 1 億円規模と、100 億円規模と、1000 億円規模のマインドセットの違い
・ 超一流マーケッターの裏側の話
を聞かせてくれること。 さらには、彼の友達を紹介してくれるということなのです。
Mr.X のファンからすれば、なんて贅沢な経験なんだ。1 億円出してでもしたい。という経験かもしれません。しかし、実態は・・・
寿命を 3 年分差し出してでも、1 億円もらえるとしても Mr.X から『逃げたい』理由
Mr.X と一緒に一日を過ごすのは、想像を絶するほど苛酷なのです。
そうです。逃げ出したくなる程、過酷なのです。
平秀信に 3 年間鍛えられ続けた私が言うのだから間違いありません。
あまりにも、常識を覆す出来事が次々と巻き起こります。
今までの自分が木っ端微塵に破壊さ れることで、心の中にとてつもない「恐怖の感情」が巻き起こるのです。
自信も、プライドも何もかもを失い、捨てられた犬がしっぼをお尻の間に挟んでいるような、そんな精神状態になってしまうの です。
その上、そんな状態になったのが、スタート時点というがごとく、始まるのです。
信じがたい体の苦痛と、精神の苦痛を伴う、あらゆる「実践」を求められます。
今までの平秀信事務所での 3 年間の実績、地位、信頼をかなぐり捨ててでも逃げたい。
そう思ったことは、2 度や 3 度ではありません。
しかし、ぎりぎりのところで耐えます。お経をあげ、自己暗示をかけて耐えます。
思考停止寸前ながらも、「ツイテル、ツイテル」と唱えて精神を保ちます。
痛みと引き換えに手にする物
究極はやはり、Mr.Xを信じて耐えます。
Mr.Xと共にすごす、この瞬間、この時間は、普段の 100 倍の価値があり、人生の中で、そう多くない「努力が普段の 1000 倍の成果を生み出す時」なのです。
大げさでなく、織田信長における桶狭間の戦いくらい人生に何度もないチャンスのときなのです。
なので、とにかく、高鳴る鼓動と回転率が上がりすぎてヒートアップした脳みそを抑えながら食らい ついているのです。
今日は、その私とMr.Xとの一日を具体的にご紹介したいと思います。
小便を漏らすほど驚いた真夜中の電話
電話の主。
それは、9 ヶ月ぶりの、Mr.Xからの電話だったのです。
Mr.X: 「久しぶりです。元気ですか?今から、ブロンクスに来てください。1 時間くらいで急いで来てください。あと、今日から泊まらせてください。では、さようなら。」
答えるまもなく電話は切れました。
そのとき時間は、夜中の 1 時。
もうお風呂も入りまさに寝ようとしているところです。
ただ、考えている暇はありません。普通、 そこまでいくのにどんな手段でいこうとも、2 時間はかかるのです。
すぐに、服を着替えて現地に向かいました。
マンハッタンの自宅から地下鉄に揺られること2時間。ようやく指定の駅につきます。
時間も時間なせいか人はほとんどいません。
たまにいる人は、北斗の拳に出てきそうな、ならずものたちです。でかい上に、目つきが鋭すぎるのです。気を緩めたらやばい。死もありうる。と緊張感で震えます。
Mr.Xと今すぐ会わないとやばい。そんな思いで駅周辺を探し回るのですが、まったく見当たりません。不安と孤独の中、駅の隅で周りを警戒しながら待ちます。妙なならずものが近づくそぶり を見せたらダッシュで移動しつつ、1 時間が経過しました。
そこにやっとのことで電話が入ります。
今からすぐ行きますという電話でした。安堵のあまり泣きそうでした。この時ほど、Mr.Xがありがたく思えたときはありません。
ただ、彼が来たのは、それから更に 1 時間後でした。
まだか、まだかと待っていると、100 メートル先から、小さいスーツケースをもって誰かが歩いてきます。
やってきた人物、それがMr.Xでした。どうやら、来る途中で、ナンパに成功してセックスをしていたので遅れたようでした。
何はともあれ、久しぶりの挨拶を交わし、私の家に一緒についたときは朝の 8 時でした。
Mr.Xを食い入るようなまなざしで見つめる 「ブラザー」との出会い
さて、朝の 8 時です。もう日が昇っていますが、とりあえず、仮眠をとることにしました。Mr.Xを部屋に案内し、お休みなさい。と伝えて部屋を出ようとします。そのとき後から、とんでもない一言 が降りかかってきました。
「ちょっと会いたい人がいるので行きましょう。その前にイメージチェンジしましょう」 どうやら今日は寝ないようです・・・。
しかも、イメチェンが必要という意味がわかりません。もしかしたら、とんでもないセレブの集まり にでも連れて行かれて、パリスヒルトンのような令嬢を紹介されてしまうのだろうか。と恐怖と好奇心がわいてきます。
ただ、呆然としているうちにもうMr.Xは玄関をでていたので、急いでついていきます。
タクシーに乗り込み、Mr.Xが指定する店でおりました。彼に、何種類かの服を見立ててもらい、 30 分後、かっこいい服(総額 900 ドル)を買ってもらいました。自分の好みで選ぶ服の、ほぼ反対 でしかもいいものを見立ててくれるあたり、やはりすごいです。
今着てきた服は捨ててください。といわれるがままに、その場で新しい服に着替えて、古い服は 捨てて、またタクシーに乗り込みました。タクシーは、イーストビレッジといわれている町の一角のカフェでとまりました。
カフェに入ると、そこには、20 代前半と思われる男性が一人で座っていたのです。
Mr.X ホモ説の浮上
彼はMr.Xの姿を確認すると、初恋の相手にあった女の子のように顔を上気させました。
そして大急ぎで駆け寄ってきて、100 年ぶりの再会を迎えたかのように、Mr.Xと抱き合ったのです。
あまりのことに呆然自失としてしまっていましたが、しばらくしてMr.Xに紹介をお願いしました。 イタリア人風の風貌をもった彼のことをこう紹介してくれました。
「僕のブラザーです」
私は確信しました。Mr.Xはホモだったのです。
そんな確信と疑惑が私の中で湧き上がってきている中、彼らは話し始めました。
「ヘッドラインはインダイレクトから円を描くように・・・」
「お客様の声は一人一人違うベネフィットを強調しないといけないから・・・」
「バックエンドのアイデアだけど例えば・・・」
もちろん、英語での会話ですが、耳慣れた専門用語だったのですぐ理解できました。 それと共に、誤解が解けました。 ブラザーなんて言葉を使うのでつい誤解してしまいましたが、彼は Mr.X の弟子だったのです。
「まじめ」だとか「才能がある」だけでは成功しない Mr.Xが語る究極のマインドセット 『弟子とブラザー』の違いの秘密
思えば、Mr.Xは私にとって常に師匠でした。いつも、コピーライティングの基本を、わかりやすい言葉で丁寧に伝えてくれる師匠です。少なくともコピーライティング、マーケティングという分野で は、Mr.Xは、平社長にとっても、私にとっても、そして平秀信事務所のお客様にとっても、師匠だったのです。
Mr.Xの友人と会った帰り道のタクシーの中で私は何気なく聞きました。
「Mr.Xは彼のことをブラザーといってましたがあれ、どういう意味ですか?弟子ってことですよね?」
Mr.Xはしばらく考えて答えました。
「違います。弟子とブラザーとではまったく意味が違うんです」
Mr.Xが話してくれたことはこういうことです。
ブラザーの意味は、対等であり愛、友情でつながっているということ。
上司・部下でもなければ、 師匠・弟子でもない。私の弟子になりたがった人は多くいる。でも、みんな私を理解できずに去って いってしまう。本質を理解せずに、うわっつらだけ理解して理解したつもりになってしまう。どんなに私が一生懸命、伝えようと努力しても伝わらない。
ブラザーには何もいわなくても伝わる。
私が 1 伝えると、4 やってくれる。もちろん、1 年や 2 年 でそういう関係になれたのではない。ここまでになるのにかなりの時間がかかった。でも、今では 以心伝心で通じ合える。今日、電話で依頼を出せば、6 日後には 4000 万円稼げるサイトが完成している。他の人とだと、1 ヶ月以上かかるところが、たった 6 日でできるのです。
・・・ということでした。
それを聞いて私は考え込みました。では、Mr.Xにブラザーとして認められるためにはどうすれ ばいいのかと。そして、家に帰って意を決して聞いてみたのです。録音機をポケットに入れて。
ブラザーとのミーティングは長時間に及んだので、家に帰るとすでに 11 時を回っていました。
Mr.Xの意味不明なライフスタイル
Mr.Xと 24 時間共に生活していて気づくことがあります。
それは・・・
彼がいわゆる「できる」ビジネスマンに必要な要素はほとんど持っていないことが多いのです。
タクシーに乗っているときは、時間を無駄にせず取引先にじゃんじゃん電話する・・・ ということは、一切なし、ボーと歩いている女の子を見ています。1 時間でも 2 時間でも。
人脈を広げるため、朝、昼、晩、全ての食事を仕事上の人と一緒にすごしている・・・ ということも一切なく、わけもなく一人でボーとしながらご飯食べたり、好きな友達、彼女とだけ食 べたりしています。
私が考えるMr.Xの一番大きな才能の一つは、
『短時間で出すスピードが極端に速い』
という事です。
つまりコツコツ毎日仕事をする、という感じではなく、短期間に一気に集中し物事を高速で終わらして後は数日間、数ヶ月間、何もしない生活になる、といった感じがするのです。
つまり、普段は道行く女の子を「ぼー」と眺めたり、何を考えているか分からないですが、ただ 天井を一日中見つめたり、少し H な本を真剣な眼差しで読んでいたり、
『睾丸を 1 個、潰されるのと、眼球を 1 個、潰されるのでしたらどちらを選びますか?』
『下半身不随になるのと、上半身不随になるのでしたら、どちらを選びますか?』
など全く意味不明な質問を数時間、休み無しにひたすら聞いてきたり、
『林さん、今からスウェーデンに行って、アパートを借りて可愛いルームメートを募集しに 行きませんか?』
と全く意味が分からない質問をしてきたり、 と、本当に理解不可能な毎日を過ごしているのですが、一度何かを始めると極限状態のレベルまで「スピードが速い」のです。まるで気が狂ったように仕事を一気に片付けるのです。 私の中で感じるのは、
『平社長と Mr.X は仕事の仕方が全く違う』
という事なのです。
Mr.Xの私生活
今日 1 日で私が彼を観察して学んだだけでも、Mr.Xのスピードの秘密をかなり発見しました。
彼の私生活を一般公開することは、本当に厳禁なのですが、ちょっとだけこっそりお教えしますと。
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普段はたっぷり睡眠をとっています。
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10時間、12時間は寝ています。たまに20時間くらい寝ている日もあります。 ただ、ここぞという、重要な時は 1 週間でも徹夜して仕事を完成させています。
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普段は実は栄養バランスの悪い食事をしています。
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偏食する上に、安いものを食べるからです。 ただ、重要な仕事をこなす前には、妙な特性サプリメントを山のように飲み、医者から処方された 薬も飲み、規則正しい食事に切り替えています。
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普段は乞食にも見えるくらいの格好です。
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乞食のような服装、サンダルで生活しているのですが、重要なビジネスシーンでは、蛹が蝶になったかと思われるくらい大変身して、かっこいい服に身を包んでいます。
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普段はこれほどまでに!というくらいケチです。
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飛行機はエコノミークラス、食事はメニューの中で一番安いもの(さらにいつも同じ)、乞食のような服装、女性をナンパしてもお金を逆に払わせる、といったようにお金をためることを生きがいにしているかのようにみえます。しかし、気に入ったビジネスには数億のお金を惜しげもなく、契約書なしで投資しています。
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普段は人間嫌いです。
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勘の悪い人、合わない人とは一切会わないのです。あいさつもしないのです。どんなに儲かる話でも断ります。話しの途中で寝はじめたり、もしくは帰ったりする事もよくあります。しかし、「ブラザー」になると見込んだ人には際限なく、貴重な時間をつぎ込みます。 悩んでいるといえばスカイプをして、朝、昼、晩、ご飯を一緒に食べに行きます。ナンパにも一緒に繰り出します。飛行機で 10 時間かけてでも泊り込みで相談を聞きに行きます。
まだまだ、いろんな面白い実例がありますので、このレポート内では書ききれないのですが・・・
いかがでしたか?
他にもまだまだ面白すぎるレポートがありますので、
今後シェアするのを楽しみに待っていてください。
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